短時間バイト君が社員を脅すまでに成長した話

ファッション

こんにちは。マスオです。

本日は短時間バイト君が目覚ましい成長を遂げて、個人の予算を達成しまくっているので、

その子がお店に来てくれてから、今までの話をしたいと思います。

と、その前に。

マスオの黒歴史から…


クラッシャーと呼ばれていた時代(笑)


別にスパルタしていたとか、セクハラしていた(もしくは生理的に無理だった)とか、パワハラがえげつないとか、

そうゆう事をしていたつもりはないのです。

ただ、自覚が無かったんです。

実際に私のマネジメントが原因で辞めていった子や、お店の異動を願いだす子がいました。

その当時の店長から「マスオ、お前と仕事しにくいって言われてるぞ。大丈夫か?(笑)」なんて、聞かされてました。

ガ━━ン…

懐かしい副店長時代です…泣

その子の為だと思っていたのですが…

接客が終わる度にアドバイスをしていました。

こんな時はこうしたほうが良い。

こんな時は〇〇したらダメだよ。

とか。

良く考えたら自分の接客スタイルを押し付けていただけなんですよね。

結局はそれが重荷になり、その子の成長を妨げていたんです。

成長したいと思ってもらえてなかったんです。

仕事を嫌いにさせていたんです。

そう、自分が販売を嫌いになっていたあの頃の店長と同じようなマネジメントをしていたのです…→あの頃

新人スタッフに求めすぎていたのかもしれません。

いや求め方を間違っていたのかもしれません。


変わらなきゃいけない。


そう思ったんです。

その頃、店長は昇格しお店を離れて行き、繰り上げで私が店長になったのですが、

(私のせいで)お店のスタッフ人数はギリギリ回せるくらいになってました。

やべぇな…

そう思っていた頃、新人バイト君が、

ありがたい事に私の店に来てくれたのです。

アパレルは未経験で、週末がメインの短時間バイトでの採用だったのですが、本当に助かりました。

過去のトラウマ(笑)を払拭するためにも、この子は接客を楽しんでもらえるように、貪欲になれるように育てよう!そう思ったんです。

お客様に失礼がないように、基本的な事はスピードをもって教育しました。

言葉遣いや、立ち振舞い、商品の情報など。

ただ接客については今までのように、終わる度に、あーでもない、こーでもないと、口出しするのは止めました。

代わりに、接客をフォローするようにしました。

コーディネートを組もうとしていたら、その商品を持っていってあげたり、

実際にコーディネートを組んであげたり、

お客様と会話をして、場を繋いだり、クロージングしてあげたり。

そうすると、私の会話や、言い回し方を真似してくれるようなりました。

いちいち、ネチネチ、言わずとも勝手に成長してくれました。

そして接客が終われば、

褒めます。

わりとテンション高めに褒めます。具体的に。

お買い上げ頂いてるのであれば、

さっきの接客すげぇ良かったじゃん!

最後の〇〇〇って言葉、かなりお客様に刺さってたんじゃない?

とか、

お客様の情報しっかり聞き出せてて、良い流れやったな。さすがっす!笑

など。

接客において、100発100中なんて事はありえないので、決まった時はしっかりとその事を認めてあげ、一緒に喜ぶようにしました。

そして、接客があまりにも上手くいっていない場合にガッツリとアドバイスをするようにしました。

上手く声をかけれないとき。カップル苦手そうだな。無口なお客様。インバウンド。クレームなどなど

経験からくる対処法みたいな感じですかね。

それ以外はニコニコしながら見守り、褒めて、喜ぶようにしましたね。

また、日々の業務においては、とにかく感謝を伝えるようにしてます。

簡単な事であっても、小さい事であっても。

こちらも具体的に、何に対して感謝しているのかを伝えるようにしてます。

お!モップかけてくれるの?ありがとう!さすが、気付くのが早い!

おたたみありがとう!すげぇ美しく仕上がってるやん!これでこの棚バカ売れだな!

などなど。

人には承認欲求なるものがある事は皆さんご存知かと思いますが、

やはり必要とされていると、感じるとモチベーションは上がりますよね。

この繰り返しで、そのバイト君は自発的に色んな仕事をしてくれるようになりました。


約1年半が過ぎた頃…


短時間バイトなので、社員の一年半と比べると、時間にして半分以下でしょうか。

そんな短い時間の中でも、しっかりと結果を出せるように成長してくれました。

もちろん勤務時間が違いますから、トータルで言えば社員のほうが売上は良いです。

ただ、個人の売上÷勤務時間hで計算すると…

社員よりも良いんです。

お得意様も増えてきて、売上もさらに加速させています。

直近3カ月はそんな感じで、好調なんですよ。

そして、非常に貪欲になってくれました。

店長に勝ちたいっすね!ってな具合に

うかうかしてられません。

ぶっちゃけ大学卒業したら、私の店に来て欲しいくらいに、成長してくれました。

まぁ、それは無さそうなので残念ですが…

でも、何気ない会話の中でも、「この店で働けて良かった」と言われた時は、本当に嬉しかった。

最近、異動してきてくれた子も、「この店は楽しい」と言ってくれる。

本当にありがとう。

そう言ってくれる君たちが私の救いだと感じました。

一緒に働いてくれることに感謝しなければいけませんね。

・褒める

・感謝する

これを具体的に行うことが大切なんじゃないかと思います。

何だか部下の上手くいっていないなぁと思っている方。部下も十人十色、正解は無いのかもしれませんが、参考までに。

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執筆者

アパレル販売員をひたすらに続けている30代
大手SPAアパレルで店長をしていたが、待遇面に不安があり、
アパレル販売員でももっとお給料をいただけるブランドに転職。
現在店舗にて販売力強化の為のマネジメントや、
ネット上での商品提案業務など行いながら、日々奮闘中。

アパレルの販売員に役に立つ情報や、日頃感じた事などを
ブログにしていきます。
2児の親バカ。

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