皆は販売員としてのプライドはありますか?
アパレル販売員は誰にでも出来る簡単な仕事だと、自分自身が思っていませんか?
日本人が持つ謙遜の感覚がいきすぎたのか、お客様からお褒めの言葉を頂いたりしますと「いえいえ、そんな事ございません」と、返事をしたりしていませんか?
と、言うのも
私のお店でのそのようなシチュエーションがあり、その時に接客していたスタッフの反応が何とも言えない、奥歯にものが挟まってしまったような気持ち悪さを覚えてしまったのです。
そして、その時に改めて思ったのです。
私たち販売員はプライドを持たなければいけない。ファッションのプロとしてお客様と接していかなければならないと。
そうでなければお客様にとても失礼じゃないかと思ったのです。
今回はそのシチュエーションを元に、私なりの考えを伝えたいと思います。
お客様が欲しいのは、あなたのその能力。
そのお客様はとてもお話をするのがお好きなご夫婦です。この一年の間でも、定期的にお店に足を運んでくださいます。そして、その時々で必要なお洋服をお買い求めくださいます。それなりの金額を使ってくださってます。
その奥様が接客してるスタッフに向けて、ありがたいお言葉を言ってくださるのです。
「こんなにすぐこの人に似合うコーディネート用意できて凄いですよね。私達にはできないよ。」と。
さて、あなたはこんなシチュエーションの時、どんな反応をしますか?
この時、そのスタッフは
「いえいえ、全然そんな事ないですよ!資格も何もいらないですからねー」
なんて言うんです。
物凄くびっくりしたのと同時に、とてもお客様に失礼だと思いました。
別に上から目線でふんぞり反って「でしょ?」みたいな反応をするのが良いわけではないですが…
個人的には「日々、勉強させてもらってますからね。何とかお客様の期待に応えられるように頑張ってます(ニッコリ)」くらい言えても良いのではないかと思うのです。
それぞれ考え方はあるかもしれませんが…
私達はお洋服について考える時間が、そうでない人に比べれば圧倒的に多いです。そしてお客様から求められているのです。質の高いスキルを、幅広い知識を。
私達販売員はプロです。
販売員は誰にでも出来る仕事ではありません。
カッコいい、可愛い、お洒落で、素敵な職業です。
その事をもっともっと販売員は知る事が大切だと思います。
世間的にみればアパレルの販売員は社会的地位は低く見られがちです。
ですが、アパレル販売員一人一人の意識が変われば、きっと我々はもっと求められる存在になると思っています。
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