アプローチが上手くいかない。
アプローチをしてもお客様の反応がイマイチで接客まで繋げられない。そんな悩みをかかえる販売員も多いと思います。
実際私も、ひたすらお客様にアプローチをしてはフラれ、空回りしまくる事がありました。
そんな時のちょっと心を落ち着かせて、ゆっくりお客様を観察してみましょう。
まず、販売員個人が売り上げをあげる流れとしては、
①お客様が入店する。
②接客をする。
③お買い上げいただく。
と、いった感じでしょうか。(ざっくりと)
では、この「②接客をする。」のスタート地点を2つに分けて考えてみましょう。
・アプローチをして接客をスタートする。
・お客様から声をかけられてから接客をスタートする。
※ちなみにこの際のアプローチは「ゆっくりご覧ください」などの簡単なものは省きます。
こんな感じでしょうか。
おそらくほとんどの販売員が前者の・アプローチをして接客をスタートする。に、意識が向いているでしょう。
そりゃそうです。そうゆう仕事ですから。
その意識はぶらしてはいけないと思います。
が、
お客様から声をかけられてから接客をスタートする。方法も意識してみたらどうでしょう?
販売員から声をかけられるのが苦手な人もいます。
販売員からアレコレ言われるのが面倒だと思う人もいます。
すると、どうでしょう?あなたはそうゆうお客様をがっつり接客して上手くいくでしょうか?
逆に、そうゆうお客様からお買い上げいただくことが出来れば、あなたの売上、店の売上を上げる事ができるのではないでしょうか?
今回はそうゆうお話です。
まずは挨拶から。
では、声をかけられやすい販売員になるにはどうすれば良いのか?って事ですよね。
それにはまずは挨拶です。
ちゃんと挨拶してますか?
販売員の挨拶といえば、「いらっしゃいませ。」ですね。
ちゃんとお客様の目を見て「いらっしゃいませ。」を言えていますか?
わざわざお客様のもとへ駆け寄って「いらっしゃいませ!」なんて言う必要はないと思いますが、
お客様が近づいてきたら「いらっしゃいませ。」と言うだけで良いんです。
ただそれだけ。さらに一言添えるくらい。
「どうぞごゆっくりご覧ください。」
「気になる事がございましたら、お気軽にお申し付けください。」等。
これをするだけで、お客様は自分の存在を認めてもらえると思い、店に滞在してくれます。そして、あなたと言う存在をお客様に認識してもらえます。
いきなり、会話もしたことのない、見ず知らずの人間に声をかけるより、ちょっと挨拶してくれた人間に声をかけるほうが遥かにハードルが低いですよね。
つまりお客様から販売員へ声をかけるハードルをぐっと下げる事ができるのです。
笑顔でいること。
この時、注意して欲しいのがあなたの表情です。
そう、笑顔でいること。
このときの笑顔とは、極端な、わかりやすい作られた笑顔ではなく(ぃゃ、作るんですけどね)、
口角が少し上がるくらいの、
まぶたを少し細め、目尻に少しシワが入るくらいの、
微笑み。
急に満面の笑みで近づいてこられても、
「ぅわ…!キモ…!」と、思われてしまう(かもしれない)ので、
あくまでも自然に見える笑顔を心がけましょう。
有名な話ではありますが、話す内容よりも、話す時の表情や声の調子で、その人の印象は決まると言われています。
それこそ、表情の占める割合は5割~6割とも言われています。
つまりあなたが自然な笑顔で「いらっしゃいませ。」と言うだけで、
「ぁ、この人の良ぇ人そうやなぁ…」と思われる可能性がぐっと上がるわけです。
特に意識したいところですよね。
お客様の見える場所にいること。
最後は、
まあ、考えたらわかることですね。
お客様の見える場所いましょう。そしてお客様を観察しましょう。
近くに誰もいなくても大きな声で「すみませーん!」てな具合に販売員を呼んでくださるパワフルなお客様もいますが、おそらくその時のお客様の心理状態はちょっとキレ気味です。
「ちっ…このアイテムのサイズ感わかんねぇんだけど、誰も近くにいねぇじゃん。どこにいるかわかんねぇし、どないなっとんねん、この店(゚Д゚)ゴルァ!!」
大袈裟ですかね。
声をかけられやすい販売員はお客様の見える場所、視線の先にいるものです。
お客様が何となく回りを気にしたり、誰かいないのかな?なんて素振りを見せた時にスッと視界に入ります。
この時も重要なのが、動的待機です。
不思議なもので、人は何かしている人、忙しそうにしてる人に声をかけるんですね。
人間も動物ですからね。動いてるものに視線が行くし反応しちゃうんです。
だからお客様の見える範囲で、動的待機をしながら、お客様を観察しましょう。って事。
最終目的はお客様に喜んで貰うこと
お店やブランドや個人のスタイルによって接客の方法は違うものですし、正解を見つけ出すのはとても難しいと思います。
時代の流によってもその正解は変わっていくものです。
ただ、最終目的は
お客様に喜んで貰うこと
お客様にファッションを楽しんで貰うこと
だと思います。
そこはそう簡単には変わらないと思います。
それを忘れてしまってはどんな接客をしたって誰も喜ばないし、誰も得しません。
お客様を喜ばせましょう。幸せにしましょう。
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