
せっかく作ったルールやルーティンワーク用のフォーマットが全然使われてない…なんでや…
何か新しく運用始めた時、なかなか店舗内で浸透しない事ありますよね。
そんな時「何故みんなちゃんとやってくれないんだ!」と思う事もあるでしょう。
しかしながら、それはあなたのせいかもしれません。
今回はそんな「ルールを浸透させられない人」の特徴を教えます。
「ルールを浸透させられない人」の特徴
日々改善活動を行っていく中で、例えば伝票管理や顧客管理などのフォーマットの新規作成や改善などをしていきますよね。
その運用ルールやルーティンワークが浸透しないのにはいくつか理由があり、実はそこにその人の特徴も表れます。
複雑に、無駄に細分化してしまう人
運用する内容によりけりですが、店舗内で全スタッフが運用するものがとても複雑なケースです。
そして、同カテゴリー内で無駄に細分化をされているとより大変になり、浸透しなくなります。
実際に体験したケースですが、それは新規顧客開拓の為に店ルールとして毎日エクセルファイルに幾つかの実績を入力するものでした。
どんなファイルがあったか紹介しますね。
- 見込み客の名前と会員番号を入力するページ
- 名刺の配布枚数DAY,WEEK,
- お礼状投函実績入力→お客様名、投函日、再訪実績
- 再訪顧客実績入力
- 店舗内顧客共有ファイル→全スタッフの顧客を1ページにまとめ随時増やしていくもの
とにかく面倒でした。
そしてPC内なので、自ら開きにいかないと見ることはないので、当然ほとんどのスタッフが出来ていませんでした。
何故か1ページで済む様な内容でも3〜4ページくらいにわけて、中身を複雑にしたがる人がいます。
自分目線で仕事をしている
質云々ではなく、自分にとってどうなのか?が先行してしまうケースもあります。
つまり、「自分はこんなにしっかり資料を作れるんだぞ」と、無意識にアピールに使ってしまっているケースです。
お店で達成したいゴールの為に新しくルールやフォーマットを作成するのですが、そうゆう人は、作成する事がゴールになってしまいがちです。
上位者からの評価をなんとか得ようと仕事している人に多い傾向があります。
そうすると、どうなるか。
そのルールを守った先に達成したいゴールが見えなかったりします。
「それやったところで、目標は達成出来ないでしょ」と思われてしまうんですよね。
プライドが高い、意地が強い人。
自分の作り上げたものが、自分以外によって改善されてしまう事を嫌う人がいます。
そして、自分の作り上げたものが正しいと感じているが故に、さらなる改善案に耳を傾けられません。
「いや、でもね…」ともっともらしい事を言ってきますよ。
こう言うプライドが高いのか、意固地になってんのかわからない様な人が部下にいたりするのも本当に大変です。(年上の部下とかだとやっぱり気を使いますしね)
解決法

そうか…じゃぁ改善していかないといけないな…
では、どの様に改善をしていけば良いのか?
答えは簡単ですね。
真逆の事をやりましょう。
分かりやすく簡略化
シミュレーションをしてみて、無駄かもしれないなと思う項目は消していき、シンプルにみやすいルールにしましょう。
個人的には1ページで納められるのが理想的。
月に1ページだけ。
年間で12ページ。
勘違いをして欲しくないのが、あくまで店舗のスタッフ全員にそのルールが浸透させる為です。
自分しか使わないようなものであればいくらでもご自由に。
本来の目的を明確に。
仕事をする事が目的になってしまっていけないので、成果にコミットしましょう。
自分の作り上げたものがで、本当に目標を達成させる事ができるのか?
そのイメージは自分だけではなく、スタッフも出来ているのか?
目的がはっきりとしていて、ゴールがイメージ出来ているのであれば、店舗内での浸透力もかなり変わってくるはずです。
聞く姿勢を持ちましょう。
特に新人スタッフの意見には耳を傾けましょう。
多少複雑であっても、キャリアの長いスタッフは軽々と運用ができたりします。
しかし、新人は違います。できないからこそ、「ここはこんな風だったら良いのにな…」との想いがあったりします。
例えそれが具体的でなかったとしても、「いや全然具体的じゃない。もっとしっかり構想練ってよ。」とか言わない方が良いですよ。
まとめ
いかがだったでしょうか?
内容がかなりピンポイントではありましたが、新しい何かを店舗の中でスタートさせるには、実践力が大切です。
しかし、そのためのルールや作業が複雑で分かりにくくて、誰も運用しなかったら意味がないですよね。
せっかくその日やる気になってみたものの、翌日には面倒になって止めてしまう。
そんなルールをいくつも見てきました。
もし今店舗で何か新しい試みを始めようと思うのであれば、
- 分かりやすく簡略化
- 本来の目的も明確に
- 皆の意見を聞く姿勢を持つ
これを意識してみてくだいさい!
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