【アパレル販売員日記】お客様は選べ!自分自身の為に、お客様の為に。

ファッション

最近このようなツイートをさせていただきました。

これだけ良いものが沢山溢れて、どこでもある程度のサービスを受けることができるようになってしまったが故に、
非常にご面倒な「上質なサービスを受けて当たり前だろ?だってお客様だよ?」みたいなスタンスの人がたまにいらっしゃるんですよね。

はっきり言う!【お客様は偉いわけじゃぁない!】【販売員はなんでも言うこと聞いてくれる便利屋じゃぁない!】

今回の記事は販売員の方よりも、普段ショップでお買い物をしているお客様にこそ読んでほしいとおもうのですが、
私のブログを読んでくださるような良識のあるお客様であれば、何を当然のことをツラツラと言っているのか?と思うでしょう。

ただ、中には良識の欠ける、お行儀の悪い方がいます。

返品、交換の際にレシートの提示をお願いしたところで「はぁ?持ってるわけ無いでしょ?」とか言い出したり、態度が気に食わないと販売員の胸ぐら掴んで恫喝してくるような、意味不明のお客様が。

そしてここ最近で、そこまで酷くなくとも非常に態度の良くないお客様に遭遇しまして、
「あぁ、もうこんな属性のお客様は、【お客様】として扱うのは止めよう」と決めました。

サイズの欠品はどうしても起こります。
「なんで無いの?」って、そりゃ売れたからですよ!
店頭に並んでる商品は無限ではあるません。いつかは無くなります。
そんな事で文句言われても知らん!

「この脇の下がキツイな‥‥どうにかなんないかな?」
私「もう一つ上のサイズがございま…」
「いやこのサイズが良いんだよね!」
私「でしたらお直しと言う形でしたら、こちらの裏から○センチほどお出しする事も可能ですよ」
「それは面倒くさい!」

なんでやねん!
じゃぁもう諦めましょうよ・・・
無理なもんは無理よ。


ほとんどのお客様が良識のある方です。
でもこんな人がお店にちょこちょこ現れるのも事実です。
そんな人ほど謎にお店に長時間居座ったりするからさらに厄介。

そして、そんな人を一生懸命接客をし、おもてなしをしても返ってくるものは無い。
さらに、無駄に疲弊し、テンションは下がり、良識あるお客様にさえ良いサービスが提供できなくなってしまう。
売上は下がりさらイラつき、焦り、売上は下がる。
わかっていたとしても、日に何度もそんな人に遭遇すると流石にテンション下がりまして。

宣言をしました。
もう平等にサービスはしないと。
いえ、ちょっと違いますね。

もう「あなた達に」サービスはしないと。

平等のサービスを止める事で得られるモノ

そもそも、数多いるお客様に対して平等のサービスをしようと思う事自体ナンセンスですよね。
と、言うか無理ですね。

ただ、物が溢れ、商品の差別化が難しくなってしまい、
それなら!と、安さと圧倒的営業力で数こなす多売薄利で、なんとか顧客をひきつけ、
店頭での販売サービスを向上させることで顧客の要望を満たそうと、過剰にサービスを行いつづけ、

結局、安く使える便利な御用聞きみたいな存在になってしまったんじゃありませんかね?
我々販売員は。

そろそろ止めましょう。
サービスを受けるに値する人にのみ、ちゃんと上質なサービスをお届けしましょう。
そのことで得られる事があるのです。

お客様に対して、特別感を与えられます。
そして信頼関係を築くことができます。
最終的にはロイヤルカスタマーと言われる顧客で溢れ健全に会社の運営ができるようになるでしょう。

なぜなら、そのブランドの価値観に共感できない人は寄せ付けず、
そんな人を接客する無駄な時間は減り、より良識あるお客様に使う時間は増えるからです。
そして無駄にいろんな人に商品を届ける必要な無いので、商品生産数を抑え利益確保もしやすくなります。
利益が販売員に還元されれば、販売員はお客様にサービスによってそれを還元しようと考えるだろうからです。

そして顧客との信頼関係がより強固なものになれば、怖いものなどないでしょう。

販売員の仕事を本当に楽しくするために。

常々思っているのです。
なぜ販売員の社会的立場はこんなにも低いのだろうか…?と。

今働いてるお店の先輩が言います。
「しょうがないよ。俺らは社会で最下層に位置する存在だから」と。

おいおい…ほんとに元店長かよ…と。(だから降格すんじゃね?と思ってしまいます)
めちゃくちゃ頑張って、人よりも努力してるはずなのに…それを私は見てます。
なのにそんな言葉を発してしまう。

それがすごく嫌です。

ファッションに関して‥ですが、お客様よりも投下してきた時間は多いハズです。
その時間に対してプライドくらい持って欲しいし、そうでなければ楽しくないでしょ?

無駄に威張り散らしたり、横暴だったり、何でも要求したり、ただの話し相手にしたり、
そんな人を対応する度、どんどん心が荒んでしまいます。
そうして、どんどん自分はダメなんだと思ってしまいます。

心に毒です。

もう止めましょう。

あなたは奴隷ではありません。

ちゃんと販売員に対して敬意をもって接してくれた人だけお客様にして、
そうでないなら、さっさと帰ってもらいましょうね。

ファッション未分類雑記
スポンサーリンク
執筆者

アパレル販売員をひたすらに続けている30代
大手SPAアパレルで店長をしていたが、待遇面に不安があり、
アパレル販売員でももっとお給料をいただけるブランドに転職。
現在店舗にて販売力強化の為のマネジメントや、
ネット上での商品提案業務など行いながら、日々奮闘中。

アパレルの販売員に役に立つ情報や、日頃感じた事などを
ブログにしていきます。
2児の親バカ。

masuoをフォローする
販売員のライフブログ

コメント