10月も後半に差し掛かり、もうそろそろ衣替えシーズンですね。お客様の中には、閉まっておいたコート(アウター)が傷んでいて着れなくなってる!新しいのに買い替え時なのかな。なんて方もいらっしゃるシーズンです。
販売員としても、コート(アウター)は高単価であり、沢山のお客様にお買い求め頂けたら、嬉しいアイテムです。
そこでコート(アウター)の売り方を考えてみたいと思います。もう(アウター)を付けると見づらいので、この辺で止めます。
コートと言ってもいろいろありますよね。特に2018~2019は今まで以上に多種多様なコートが各ブランドから出ていますね。
ちょっと前に話題になっていましたがBALENCIAGA(バレンシアガ)で七枚重ねしたようなコートが発売されてました。
すごかったです。
と、まぁそこまで個性的でなくても、今あなたのお店にも何種類ものアウターが存在していると思います。丈が長かったり短かったり、重かったり軽かったり、
で、やはり販売するなら、その商品の特徴は押さえとかないといけないですよね。
なので実際お客様におすすめをする前にいくつかチェックしておきましょう。
1,まずは試着する。
お客様によりリアルに着心地を伝えられるように、全てのコートを試着をしてください。お店のスタッフといろいろ着比べたりすると楽しいです。その際に、一緒に中に着るニットやシャツ等、バリエーションを変えて確かめます。こうすることで、例えば薄手のニットだったら腕回りきつくないけど、厚手にするときつくて動きにくくなる等、見るだけではわからなかった事がわかります。
2,着せ方の練習をする。
これもスッタフ同士で練習しましょう。着せ方しだいでお客様の印象もかわります。例えば着せ方が雑で、着させてもらう時にもたついてしまうとお客様は、「サイズ合ってないんじゃない?」と思われてしまう事もありますし、何よりそのスタッフに信頼感は抱かないです。コートの肩はガッと大きく開いてから着せるとスムーズです。
3,お手入れ方法の確認。
やっぱりコートって安い買い物ではない(安く販売してるお店も沢山ありますが)ので、どうせなら長く使えるものがいいですよね。ですから、お客様に適切なお手入れ方法をお伝えできるように勉強しておきましょう。
これくらいはお客様に販売する前にやっておきましょう。こうすることで、よりお客様に信頼してもらいやすくなるはずです。
では次に、実際に接客する際に気を付けたい事です。
わかりやすい、伝わりやすい言葉で商品の良さを伝えましょう。
これはコート以外の商品でも言われる事ですが、お客様がわからないファッション用語や、伝わりにくい言葉を使うと、どんなに良いこと言っててもその商品の魅力は伝わりませんし、聞いてるほうも面倒臭くなるので気を付けましょう。ありがちなのが「〇〇産の〇〇って言うウールを使っていて」とかですかね。そもそもお客様が興味があるかどうかすらわからない情報を得意げに語るのはやめましょう。わりとうざいです。「すごく軽くて着やすい!何も着てないみたいです!」とかのほうがわかりやすくて良いですね。
着回しのご案内をしましょう。
セット販売しろってことではありません。コートを夏場のTシャツみたいに何枚も何枚もご用意する方は非常に稀でしょう。そのコートがお客様のお持ちのお洋服と合わせてどれくらい幅広く着回しができるのかをご案内しましょう。せっかく買ったコートが結局持ってる洋服と全然合いませんでした、ではお客様は残念に感じますし、お店に対してもネガティブな印象を抱いてしまうかもしれません。今あなたのお店にある商品で最大限お客様の不安を取り除いて上げれるよう、いろいろと合わせて差し上げてみてください。
着比べていただきましょう。
いろいろ種類がある中でも、お客様の中で「なんとなくこんなコート」みたいなイメージがあったり、「今年はどんなコートがいいかな」と悩まれていたりします。とにかく着比べてもらいましょう。チェスターコートであれば、ロング、ショート、タイトシルエット、ワイドシルエットなど。そうやっていろいろ着比べていくうちに、お客様自身も自分の好みの形や雰囲気が最初より明確になりやすいです。あとは他のブランドと何が違うのか?素材や、形、プライスなど、お客様のより明確になったイメージに合わせてご案内しましょう。
長くなりましたが、まとめると、まず接客する前に
- 試着して商品を知ること
- 着せ方の練習
- お手入れ方法の確認
接客では
- わかりやすい言葉選び
- 着回しのご案内
- 着比べてもらう
です。
大前提として「お客様に似合うもの、お客様の必要なもの」の提案は忘れないでください。
わたしは昔、コートいらないって言ってるお客様にも無理やりコート販売させられてました。まぁ、いらないって言ってるんだから売れませんでしたけど、ただその時売れないだけならまだしも、そんな風に接客されたお客様は再度お店に来ることはほぼないので、未来の売り上げも失っていました。
気を付けましょう。
以上、マスオの考えるコートの売り方でした。
参考までに。
コメント