転職したいと思ってもなかなか一歩を踏み出せない人もいるでしょう。
仕事の内容は好きだから、もっと良い待遇だったら続けられるのに…
でも転職が上手く行かなかったどうしようかな?
なかなか悩んで動き出せない人の為に、私マスオが色々な方の転職体験談を集めてみました!
アパレルを経験した人、アパレルへ転職してきた人などの生の声をあなたにお届けします!
今回お話をお伺いしたのは、大学卒業後にドメスティックブランドで販売員をしていたYさん。
店長を経験しており、そこから別のブランドに転職した経緯は私と似ているので、親近感が湧きました。
どうぞ最後までご覧ください。
ドメスティックブランドからラグジュアリーブランドへ
私は大学を卒業してから小規模なドメスティックブランドの会社で何社か働いていました。
しかし、29歳のときに思うところもあり転職を考えはじめました。
そのことを外資系のラグジュアリーブランドで働くアパレル仲間に相談すると、その会社に入社しないかと誘ってくれたんです。
親しい人の誘いということもあって、入社を決意。
すると、一年後には年収300万から400万に見事年収アップしていました。
転職のきっかけと転職内容
転職のきっかけは収入面での不安が大きかったです。
ドメスティックブランドの会社で店長の経験も数回し、アルバイトの採用やデベロッパーとのやりとりなどの店舗マネージメント以外も担当していました。
少人数の店舗で働くことが多く、周りの同世代のアパレル販売よりスキルアップとステップアップのスピードは早かったと思います。
しかしながら、年収はなかなか思うようにあがりませんでした。店長のときでも年収300万前後でとまっていました。
当時働いていた会社の人間関係も良好で、仕事内容にも不満を感じることもありませんでした。
しかし、家庭をもつことや将来的なことを考えると収入面で大きな不安を感じていました。
転職活動
仲良かったアパレル仲間に相談すると「新店をオープンさせるから、うちにこない?」とお誘いを受けたんです。その会社は外資系のラグジュアリーブランドでした。アパレルはじめた頃は、ラグジュアリーブランドは厳しそう…とか、年齢に見合ってない…と思っていました。しかし、年齢も30手前なのと年収もあがる可能性もあったので、チャレンジしてみようと思いました。
友人からの紹介ではありましたが、面接は2回ありました。
統括マネージャーと社長の面接が各1回ずつで、内容は一般的な面接と同じくフランクな雰囲気でおこなわれました。圧迫面接のような内容では無かったので安心できた記憶があります。
面接で給与システムもしっかりと説明してもらい、不明な点も質問しやすかったですね。
紹介での面接ということで、面接というより確認っていう印象を受けました。
社長との面接の翌日に採用の電話があり、スピーディーに転職ができたのは良かったです。
ショッピングモールや百貨店で勤務している販売員は他のテナントとコミュニケーションとって人脈をふやしておくのもいいかと思いますね。
そういえば私が転職する時も、先輩が誘ってくれたなぁ。
そちらには行かなかったけど…
転職して良かった点・悪かった点
転職して良かった点は目的だった年収をあげることを達成したことです。
悪かった点は個人売り上げをあげないと給与があがらないので、モチベーションをたもちつづけないといけなかったことです。
良かった点
転職して良かった点は、年収が300万から400万にあがったことです。
基本給は低かったですが、個人売り上げの何パーセントが月給に反映される給与システムでした。なので個人売り上げを伸ばせば伸ばすほど、月給があがっていきます。
インセンティブの掛け率が高く、初年度で以前の会社で店長をしていたときよりも多い約100万年収をあげることができました。
役職もついてないのに400万になったのは、すごく嬉しかったです。
販売員でも400万いくことが可能なのだと思いました。
私もF社の店長から、B社の販売員に転職しましたけど、
その年に400万くらいになりましたね。ざっと100万以上年収が
上がったので嬉しかったのを憶えています。
29歳という年齢もあり、外資系のラグジュアリーブランドで働いても違和感もありませんでした。
また百貨店に入っていた店舗でしたが、百貨店の社員も含めて20代前半の販売員も周りにほとんどいなかったです。
百貨店の社員の人もおちついた人が多く、働きやすかったです。
お客様も自分より年上の方がメインでした。心が広い方が多く落ち着きながら接客につくことができ、一客一客丁寧に対応するスタイルが自分に合っていたのも良かったです。多くのお付き合いが長い顧客様を作ることができました。
少数精鋭の会社だったので、信頼さえ得ることができれば自分がしたいことを提案もできました。新作の打ち出しのイベントを企画した販売員もいました。私は限定アイテムを企画させてもらって、実際に店頭で販売することができました。「売れなかったらどうしよ」というプレッシャーはありましたが、顧客様にアプローチをスタッフ全員で協力し、完売することができて、すごく嬉しかったです。
そして、サービス残業が少なかったです。店頭にたっている間は基本的にタイムカードの打刻はきちんと対応しており、残業も繁忙期のとき以外はなかったです。仕事終わりの予定もいれやすく、オンオフがつけやすかったです。
希望休もほぼ休むことができ、共働きの販売員も多かったです。閑散期は希望休と有休をまとめてとり、旅行によく行っていました。旅行が趣味だったので、気分転換することができて良かったです。
悪かった点
個人売り上げで収入を増やす給料を増やすシステムなので、店舗の雑用などを放り投げて接客に専念する販売員もおり、モチベーションが下がることがありました。ストレスがたまり、ぎくしゃくした人間関係になったこともあります。
私の場合は結局その販売員が異動になり解決しましたが、あのまま異動がなく、一緒の店舗で働いていたら精神的にかなり追い込まれていたと思います。
そのような販売員は売り上げをとっているので、上からのお咎めもそこまでなかったです。
雑用などもしっかりしている販売員が評価されない部分がありました。
また、新人教育している販売員と新人の基本給がほとんど変わらなかったです。基本給のベースアップがゆるやかでした。毎年5000円ほどしか上がらず、人の出入りが多い会社だったので、新人を教えているスタッフと新人の基本給がほとんど変わらないケースも多かったです。
教育係手当をつけるべきだと思って、提案しましたが却下されました。
年功序列がないのはいいかもしれませんが、新人教育する販売員と新人の基本的な給与は差をつけるべきだと思いました。
私自身、新人教育している時間は接客つく回数がへり、個人売り上げをのばすことが難しく、給与が少しさがったことがありました…
役職なくても、オンラインの全体ミーティングの参加がほぼ強制的で、個人売り上げが悪い販売員を名指しで個人売り上げについて葉っぱをかけられることもありました。
個人売り上げのペースが遅かったりすると、ほぼ全スタッフの前で今後の対策や最終着地の数字を聞かれます。
しっかりとした準備をしてないと、また叱られてしまいます。
きちんと業務をおこってなっても、結果がついてこないときもあるので、精神的につらいこともありました。
慣れれば、名指しで指摘を受けても上手く返答できますが、最初の頃はうまく返答できず恥ずかしい思いをしました。
良くも悪くも実力主義ですね…まあ、どこでもそれなりの実力は必要でしょうけど…
これから転職する人へ
明確な目的があって、それを達成することが難しい会社に長くいることはオススメしません。
私自身、100万ほど年収をあげることができました。毎月8万ほど月給があがったと思うと転職して大正解だったと思います。
あのまま転職せずに働いていたら毎月8万ほど損していたことになります。そう思うと、早めに見切りをつけて行動するのがいいと思います。
精神的に今の会社が嫌とかでなければ、働きながら探すのもいいと思います。
面接のときに気になることは遠慮せずに質問してください。転職するには、なにかしら意味があると思います。
その目的をしっかりと達成できそうな会社に入らないと時間と労力がもったいないことになってしまいます。
いい転職になるように応援しています。
Yさんありがとうございました!お互いがんばりましょう!
誰かに相談したり、挑戦することも大事
Yさんの話はいかがだったでしょうか?私もアパレル業界内で転職をしたので、共感できる部分がありました。
「どうせ販売員なんて…」と思って、好きなファッション業界から離れてしまうのはもったいないかもしれません。
実際、店頭の販売員をしながらも年収600万以上の先輩もいます。今私が在籍している会社も現場にいながら年収1000万が可能な会社です。
実は、最近昇格して年収が30万ほど上がったんですが、以前働いていた会社ではほとんど上がらなかった給与が上がったことに驚いています。
何が言いたいのかと言いますと、まだまだ知らない世界があると言うことです。
あなたが今悩んでいる事は、誰かに相談すれば簡単に解決してしますかもしれません。あなたは知らなかっただけなんだから。
例えば、今までなんだか敷居が高くて近寄っていなかったお店、ブランド、業界にも挑戦してみたら、意外と馴染んで楽しいかもしれません。だって知らないんだから。
今あなたがどうしようか悩んでいるなら、誰かに相談してみましょう?
相談する相手がいないなら転職エージェントもおすすめです。結構親身になって聞いてくれます。
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