もしかしたら販売員をしているから気になっているだけかもしれませんが、本当に良く耳にするアプローチありませんか?
こんにちは。販売員11年マスオです。
もしあなたが、無意識のうちにこんなアプローチをしていたら、要注意ですよ!
良かったら〇〇してみてください。
「良かったら広げてみてください。」
「良かったら鏡に合わせてみてください。」
「良かったら着てみてください。」
良かったら、良かったらって…そりゃ芸人さんのコントにも採用されちゃうくらい浸透してるアプローチですよね。
お客様も、耳にタコができそうなくらい聞いてると思います。あなたはどうですか?無意識に使っていませんか?
本人はそのつもりじゃなくても、無意識に使っている販売員も少なくないです。
私の偏見もあるかもしれませんが、この「良かったら~」と使っている販売員さんに限って商品知識が乏しかったりするんですよ。
その「良かったら~」の後、出てくるワードが割と薄っぺらいと言うか…見たらわかるやん!みたい事を、さもセールトークみたいに言ってくる人いませんか?
マジで。
「それはチェックのネルシャツですねー」とか、「首もとにボリュームのあるパーカになりますねー」とか、それ言ってどうするの?って感じなんですよね。
それではお客様の足も止まらないし、きっと販売員の話を聞こうとも思わないのではないでしょうか。
「あ、大丈夫です。」ってな具合に、軽く会釈されて会話が続かなくなってしまいますよね。
折角アプローチをするのだから、お客様に足を止めて頂きたいですし、話を聞いて欲しいじゃないですか。ファーストアプローチがお客様の興味を惹く素敵なものであれば、接客されたくないと思っていたお客様も、こちらの声に耳を傾けてくれるかもしれません。
やはりそこで大事になってくるのは、お客様を観察しながら、その商品の見えないオススメポイントや、お客様の悩みを解消できそうなポイントを最初にお伝えする事だと思います。お客様に「え?そうなの?」と思ってもらえるような事です。
ものすごく簡単な例ですけど「すごく細いパンツですけど、非常に伸びます。」(正直ストレッチパンツは出回り倒してるので、これくらいじゃ響かないと思いますが、)とか「実は裏地が温かくなる素材使ってるので、薄くても温かくなるんです」
目線がハンガーのサイズに向かっているお客様にはその商品の展開サイズをお伝えしたりすると良いかもしれませんね。「SサイズからXXLサイズまでお作りしております。」とお伝えすると、お客様のほうから「これのXLはありますか?」と、具体的に質問をいただきやすくなります。
お客様がぱっと見ただけではわからない所をお伝えすれば、お洋服に興味をもってわらいやすくなると思いますよ。そしてお客様からの質問があれば、お客様の情報もいただけるので、より接客がしやすくなるはずです。
やっぱり商品の勉強って大事。
そのためには、自分のお店にある商品(くらい)はしっかり勉強しておかないといけないですよね。表面的な薄っぺらい知識だけだと、薄っぺらいアプローチしか出来なくなってしまうので、商品の勉強をしましょうよ。
その商品の何が良くて、何を気を付けなければいけないのか?例えばこだわりポイント、生地のクオリティ、着心地、シルエットなどなど。そうすれば、アプローチに色んなバリエーションが使えて、それこそアプローチ苦手な販売員さんは突破口になるんじゃないですかね?
おとは、わりと男性のお客様に対して言われるのがウンチクが好きな方々が多いということ。
変にマニアックな情報は使う事がほとんど無いため、そこまで重要ではないですが、お客様にすごい詳しい人だと思われれば信頼感はアップしますよ、きっと。
アプローチの質をあげたいな。アプローチが苦手だな。何と言って良いかわからないな。と思っている販売員さんがいれば、是非参考にしてください。
アプローチは商品の見えない良さを伝える事。
だと思います。
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