
最近眠くて全然仕事に身が入らない。
YouTubeの見過ぎだわ…

仕事に身が入らない程度ならまだマシ。
それ以上にヤバくなるから今のうちに改善すべき。
帰宅時間も遅く、そこからご飯食べてお風呂入って寝る準備して…
と思ったらスマホでYouTube見ちゃったりして結局寝たのは夜中2時でした…
なんて日々を繰り返してませんか?
睡眠不足は翌日のあなたの思考力を奪うだけではないのです。
その事を今から説明しますので、今睡眠時間を削って好き放題してる人は改善してください。
睡眠不足によって引き起こされる脳へのダメージ
まず、睡眠不足とはどれくらいの長さなのかを、とある実験から解説します。
日々の平均睡眠時間が6時間未満の人は要注意ですよ。
睡眠6時間以下で判断力の低下
米ペンシルバニア大学で行われたある実験により、睡眠時間が6時間でも脳機能の低下が見られるとの結果が出されました。
6時間といえばそこそこ寝てるんじゃないか?と感じるかもしれませんが、実は知らず知らず判断力が鈍っていたのです。
その実験というのが、健康な50人の男女を下記3つのグループにわけて行う実験でした。
- 4時間睡眠のグループ
- 6時間睡眠のグループ
- 8時間睡眠のグループ
指定の睡眠時間で14日間過ごしてもらい、都度で判断力を調べるテストをしてもらうと、当然4時間しか寝ていないグループはすぐに判断力の低下が見られました。
テスト中に寝てしまう人もいたそうです。
そしてなんと、6時間睡眠のグループにも日ごとに判断力の低下が見られたのです。
14日後には4時間しか寝ていないグループに近い程の低下する人もいたそうです。
意外と寝れているようで、少しずつ脳機能が低下していたなんて驚きでした。
これが睡眠負債
その実験結果から、睡眠不足を続けていると日ごとに脳機能が低下していく事もわかりましたね。
つまり昨日よりも今日の方が判断力が鈍り、そのまま続けていけば明日、明後日とどんどんとヤバくなってく…
これが「睡眠負債」と呼ばれるものになります。
この睡眠負債ですが、1日〜2日程度であれば回復は見込めるそうですが、慢性的な場合、回復までかなりの時間がかかると言われています。
さらに言えば、脳が受けたダメージが完全に回復をするのかどうかはまだ分かっていないそうです。
脳のダメージが安定してしまう。
もっと怖いのが「脳のダメージが安定してしまう」という事。
つまり慢性的な睡眠不足は注意力や判断力の低下、疲労感や眠気などを「当たり前」だと認識してしまうのです。
自分のことをショートスリーパーと勘違いしている人いませんか?
そのほとんどが間違いで、自分の脳機能が低下していることに気付いていない人です。
もしあなたが、「いや、これが普通だけど?」と思っているなら、もうすでに危険な状態かもしれませんよ。
睡眠不足がアパレル販売員に及ぼす影響

睡眠不足がやばい理由は分かった。
アパレルじゃなくてもやばいな。

特にアパレル販売員が寝不足だとやばいのよ。
もちろん睡眠不足は、仕事の内容にかかわらず影響が出ます。
しかし、特に販売員には影響大なので、気をつけて欲しいですね。
販売員は瞬時の判断力が大切だから。
販売員は、目の前のお客様をリアルタイムで接客応対をしますから、瞬時の判断力が必要不可欠なんです。
お客様と会話をしながら、ニーズの汲み取りをしつつ、そのニーズにマッチする商品と、それに付随するコーディネート提案商品、セールストークとお客様との結びつけ…
接客の中でグルグルと頭の中をフル回転させていますから、判断力が低下していては仕事になりません。
お会計のミスも増えるでしょう。
99,600円が96,900円に見えてしまい、気づかない…なんてことも。
そしてお客様からは「なんだこの店員…」&「なんだこの店…」と思われてしまい、自分自身もお店の評価も落としてしまいます。
判断基準が低くなってしまう。
脳機能の低下が安定してしまうということは、自分自身の判断基準も下がってしまいます。
ぐっすり寝れている時は頑張れた事が日に日に頑張れなくなっていく。
正確には、本人は頑張っているつもりだが、その基準がだんだんと低くなっていってますから、始めは100やって「がんばった!」と思っていたが、50やって「がんばった!」と感じるようになってしまうのです。
上司から「ちゃんとやれよ!」と言われても「いや、ちゃんとやってますよ!」とほぼ逆ギレ状態になっちゃうぞー。
情報収集ができなくなる。
販売員はトレンドを追わなきゃいけない人たちがほとんどです。
トレンド情報は、扱うブランドによっても全然違いますし、ぶっちゃけ何が正しいのかは、ただでさえ判断しにくいです。
また競合店のリサーチや、EC市場確認など、集めなければいけない情報が何気に多いのです。
しかし、睡眠不足が続いていると、「あれ?今何調べてんだっけ?」とか「さっきリサーチしたばかりなのに思い出せない…」など、仕事の効率も著しく下がってしまいます。
良い販売員は良い睡眠から。
もちろん繁忙期があり、いつもより帰りが遅くなってしまったり、同僚や友人との食事に出席して帰りが遅くなってしまったり、
様々な要因があって思うように睡眠がとれない事もあるでしょう。
そんな時はいったん落ち着いて、「今しなくても良い事」は後回しにして、とりあえず脳と体を休めましょう。
そうすることで明日はきっと良い結果が生まれることでしょう。
いえ、結果がすぐに反映されなかったとしても、あなたのパフォーマンスは保たれるはずです。
トレンド情報やSNSの更新に余念がない、そこのあなた!
今日はもう寝ましょう。
どうしても睡眠の時間を確保ができない人は、睡眠の質を上げれるようにしましょう!
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