世界的に猛威を奮っている状況の中、アパレル業界でも自粛要請の煽りを受け、売り上げが常時の8割減であったり、店を開けれずにいる店舗もかなり多くなりました。
そして各企業、この現状をなんとか打破しようとEC事業を拡大、強化に大きく舵をきっている所も多いのではないでしょうか?
この流れから、「オンライン上でお買い物」意識が一気に加速して行く事は容易に理解ができるでしょう。
店頭の販売員にとっては複雑な状況になりつつありますが、
そんな時代に突入して行く中で、求められるスキルとは一体なんなのでしょうか?
これからも販売員として生きて行く為に必要な事を考えていきます。
※完全なる私個人の見解です
店頭以外で売り上げを作るスキル
結論から申し上げると、
「店頭以外で売り上げを作り上げるスキル」を求められる時代になるのではないかと予想しています。
今まで培ってきた店頭での接客スキルや顧客サービスを店頭以外に置き換えた時にどのように駆使して行くのか?そこでどうやって売り上げを作って行くのか?
それを考える事が重要です。
今までのように店頭でしか働けない販売員は、もしかするとこれからの時代は淘汰されてしまうかもしれませんから。
オンライン上でお客様と繋がるプラットフォームの活用。
例えばですが、スタイラー株式会社が運営している「FACY」と言うアプリをご存知だろうか?
現在店舗の登録数は900店舗程だったと認識していますが、
このアプリは店舗で働いている販売員とお客様が、オンライ上で簡単なやりとりができるアプリだ。私の店でも活用をしている。
お客様からアプリを通して具体的なニーズや悩みなどが投稿される。
それに対して、いくつかの店舗スタッフから商品の提案や、コメントなどができるようになっている。
例えば、お客様が「夏に使えるレザーシューズが欲しい。」と投稿があれば、各店でオススメのレザーシューズをそのお客様に向けて提案をしていく。もちろん画像やコーディネート事例、オススメポイントなどを添えて提案していく。
そしてお客様がその商品を気に入って購入をすれば、店舗として売り上げがたつ仕組みだ。
また商品提案をしつつ、お客様がお近くにお住まいであれば、お店に足を運んで頂けるよう促す事も可能だ。
2015年に生まれた会社なので、もしかしたらまだそこまで認知度は高くないのかもしれない。もし気になったら調べてみると良いですよ。
店の外でのファンづくり
会社によってSNSの個人の運用についてはかなり差があるのではないかと思うが、こちらも店頭以外のお客様に向けての発信を「個人で」していくのが重要になってくるでしょう。
と、言うかもうすでに重要であって、なんなら遅いのかもしれませんが、
これからその流れはもっと顕著に現れてくるのではないかと予想しています。
個人のSNSなどの発信は企業のECサイトよりも、お客様にとっては近いものになります。それなりの影響力を持たすまでには時間がかかるかもしれませんが、上手に運用できれば、その影響力は絶大です。
TwitterやIYouTubeなどの個人のアカウントからECサイトにリンク貼って送客する事も可能ですし、
アフィリエイトではないですが、個人のブログから自社ECに誘導したりしても良いですよね。もちろんブランドイメージを維持、向上できるよう運用、管理が必要ですが、
上記のようなことを当たり前にできる販売員が主流になってくるのではないかと感じています。
ただ店頭で接客してるだけでは生き残れない
以前の記事でも紹介をした事がありますが、こちら↓
2025年、人は「買い物」をしなくなる次の10年を変えるデジタルシェルフの衝撃【電子書籍】[ 望月 智之 ]
お客様が物やサービスを買わなくなると言っているわけではありません。
「買い物をする」と言う行為自体不要になる時代が来るかもしれないと言われています。
そうなれば企業やブランドは、店頭のほとんどが不要になり、そこで働く販売員も不要になってきますよね。
もし仮にそうなってしまった場合、
「店頭以外でも売り上げを作る術を知っています、できています。」と言うのか、
「店頭以外で売り上げを作る術を知りません。どうしたら良いでしょうか?」と言うのか、
大きな差が生まれているはずです。
これからの時代、
本当の売れる販売員は
「オフラインでもオンラインでも売れる」が条件かもしれませんね。
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