テクノロジーは恐ろしいスピードで進化をし、時代の流れは目まぐるしく変化をしている。
もうおじさんは着いていけないよ…いやできればまだお兄さんと呼ばれたいけども。
まぁでももう30過ぎればおっさん街道まっしぐらですかね。ぶっちゃけた話、最近導入されたキャッシュレス決済のシステムもお客様の方が圧倒的に詳しいんではないか？と思うほどで、「あぁ、こうやって時代についていけずに若い世代からおっさん扱いされるんだろうなぁ」と、思って悲しくなってしまう今日この頃です。
いやいや！そんな泣き言は言ってられません。我々販売員は時代の流れを敏感にキャッチし、お客様にとってよりよい商品やサービス、時間を提供をしなければいけませんからね！
とか思ってたんですけど、↓
2025年、人は「買い物」をしなくなる次の10年を変えるデジタルシェルフの衝撃【電子書籍】[ 望月 智之 ]
なる本が出ています…マジかよ…。
なかなか衝撃的な内容の本ではありますけど、
めちゃくちゃ簡単に言うと超巨大なEC、プラットフォームをお客様が使用することが一般的、ぃゃむしろそのほうが普通で、わざわざ店に行って買い物をすることが珍しいと言える時代が来ると言っています。
つまり今まで「買い物」のプロセス、お店に行き、商品を探し、めんどくさい販売員の話を聞き、レジに並び、商品をもって帰らなければならない、そんな面倒をすべてすっ飛ばして、スマホでポチれば大抵のものは手に入ってしまう。
そしてもっともっと時代が進めば、欲しいと思うとき、必要なのものがあれがすでにある。「買い物」という行為をせずにその人にマッチした商品や、サービスが手に入る。そんな時代がすぐそこまで来ている。
マジかよ…oh ｼﾞｰｻﾞｽ…
てな内容です。
そんなことになってしまえば実店舗で働く我々販売員は本当に必要なのか？販売員不要論なんてずいぶん前からも言われてますけど、不安になってしまいますよね。
いや、別に本のレビューをしたいわけではないんですけど、(まぁでも良かったら読んでみてください)
ただ実際に、私が働く店の若い世代の販売員で、買い物は9割はインターネット上でしかしておらず、「この間すごい久しぶりに店舗で買い物しましたよ」と言っているのを思い出しました。その子にとってはもうそれが普通なんですよね。
まぁそんなに近い未来ではないとは思うんですけど、店舗で買い物をするお客様が減っていき、今よりももっと早いスピードで店舗数が減っていき、それと同時に販売員が減っていき、「アパレル販売員はもう終わったな」とか言われてしまう可能性すらあります。
ここからは完全なる願望になりますけど、それでもすべての販売員が不要になるとは思えないし、きっとそうはならない。その辺はきっとみんなそう思ってると思う。販売員が希少な存在になり、特別なスキルが必要になり、今までよりも絶大なる信頼をお客様から得られる存在になると思います。
妄想しすぎ？夢見すぎ？
個人的な話ばかりで申し訳ないのですが、最近私から商品を購入してくださったお客様とのやりとりがもしかしたら販売員の価値の向上にも繋がるのではないのか？と感じることがありました。
どんな内容かというと、
そのお客様は購入を考えているアイテムの事をネット上に入念に下調べをしていたそうです。しかし、ネット上を飛び回る中で、どの情報が本当に正しいものなのか、何が良いのかわからなくなったからお店に行って、店員さんの話を聞いてみようと思ってお店に足を運んでくださったそうです。
そして私を会話をしていく中で、納得をして商品を購入していただきました。
どうでしょう？
お客様はネット上に膨大に転がる情報に辟易しています。先ほど紹介をした本(2025年、人は「買い物」をしなくなる)でも、実は言われているのですが、
現代の人は情報に溺れてしまっていると言われています。
だからこそ
テクノロジーの進化により、大量の情報やデータから導き出された１対多数に発信される無味乾燥なものでは満たされなくなり、
実際に１対１で会って、ちゃんと目を見て、生の声で会話をし、お互いを知り合い、そこで知りたい事を教えてもらえたから、
店舗に足を運びたくなるのではないでしょうか。だからこそ販売員の価値があがる可能性だってあるとは思うのです。
体験を売れなんて言われたりしますが、それも一つの体験ってことで良いんじゃないですかね。
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